ビジョン、将来像

ビジョン、将来像

日本に農業経営者を育成(50人のリーダーを育てる)高品質、高収益の栽培ネットワークを全国に構築する。流通の主体と価格決定権を小売店から生産者の手に取り戻し、消費者の満足が得られる作物を創る。生産から商品化そして販売まで一貫して魅力にあふれる食品を創造し、新しいマーケットを切り拓いていく。生産が主役、お客様が第一を実現する。

ビジョン、目的、将来像

農業は最も歴史がある職業である。収穫をした作物で生活を支えてきた。食べ物がなくては生きることができない。国家も社会も食料が支えている。これは事実である。その大切な食料を生産する生産者の立場は強くない。収入も少ない。仕事もきつい。

 これは何が原因だろうか。原因は大きく二つある。ひとつは栽培方法の間違い。もう一つは経営を知らない。この二つが解決されれば農業は楽しくてやりがいがあるものに変化できる。家族が幸福に生活できる職業とすることができる。そのためにはリーダーが必要である。このリーダーを育成するために塾が作られた。

 全国に県単位で最低1名のリーダーを作ることが目標である。50名リーダーが全国にネットワークを創ると一大生産拠点が完成する。リーダーの下には考えを同じにする同士が結集する。50名のリーダーが団結すれば大手と取引できるようになる。全国に生産拠点があるということは一年を通して、同一作物が供給できるということである。しかも無農薬・無化学肥料・無肥料の高品質ブランドである。ここで価格決定権を取得することができる。生産者が主役になるのである。小売業は生産者の意思を尊重しなくてはやっていけないようになる。生産者は弱者ではなくなるのである。

 私達は量を目的にしない。あくまでも質にこだわる。その理由は質にこそ付加価値が有り、生産物を加工した時の商品価値がまったく違ってくるからである。「生産者が生産物を使って商品を作るが、売り先が無い」これは多くの生産者及び農事法人の悩みである。全国に50人の農業経営者のリーダーがいれば、その販路を活用すればいい。付加価値の高い商品を作ることに専念できる。これを実現するために経営を学習するのである。50人のリーダーがいて50の拠点があるとすると1拠点1品目を作ったとしても50品目になる。もの凄いインパクトである。これを同一ブランドで共有したら、すぐにブランドは認知され、全国的に有名な超一流ブランドに成長することだと思う。生産から加工、商品、流通販売とあらゆるチャンネルでビジネスチャンスが拡大していくはずである。その根本になるものが「生産」なのである。生産をビジネスにまで直結させていくために農業経営者育成塾を立ち上げたのである。

 言葉を変えればすぐに役に立つ学習である。そういう学習をしなくては、時間が足りない、目的に到達しないのである。学ぶ前が大切なのである。何を学ぶのか、どういう方法で学ぶのかそして、学んだ結果、自分の仕事にどのように役に立つのかが大切なのである。それ以外の学習はあまり意味がない。

 もっとわかりやすく端的に言う。自分が目標とすることを達成するための学習を本当の学びというのである。だから嫌々やることではない。楽しくて仕方がないはずである。わくわくしながら学習できるはずである。自分が目標としていることが達成できれば、すでに社会では一人前であり自立している。そして、それは生活するために充分な利益が得られているということである。

 学ぶということにはもう一つ大切なことがある。それは仲間である。学習する同志というのが、とても大切なのである。よき友である。それが全国にいるとしたら、どれだけ有利な立場に立つことができるだろうか。

 学ぶということ難しいとか大変とかいうイメージが出てきてしまう。学校教育の間違いである。答えは一つ、正解はそれ以外には無い、そして点数で評価される。それは学校の話である。社会に出てからの学習というのは根本的に違う。必要のないことを学ぶ必要はまったくない。農業と経営に必要なことだけを学ぶのである。答えは一つではない。正解はたくさんある。そして、評価は自分自身とお客様がするのである。

 必要なことだけを学ぶとはどういうことだろうか。例えば栽培であれば現場で発生する問題について学習するのである。病気になったから病理学、なんていらない。病気にならないようにするにはどうすればいいかを勉強する。害虫も同じ。生態学を勉強しても何の役にも立たない。害虫が出ないようにするにはどうすればいいのかを学習する。

 経営も同じである。経営学を勉強するわけではない。それは大学の先生の仕事である。利益を出すにはどういう経営をすればいいのかを学習するのである。しかも学ぶ側も頭デッカチのヘリクツ人間ではない。それぞれが現場を持ち、現場体験をして実践している。超高速で学習できるに違いない。成功例があればすぐにイメージできて取り込みできる。成功からの逆算ができるのである。加速された学習をしなければ苦しむ時間が長くなる。それは意味のないことである。

 加速された学習の方法さえわかればそれを仲間と共有できるはずである。育成塾で育ったリーダーは次のリーダーを短時間で育てることができる。それが学習の目的である。